みなさん、こんにちは。ようやく秋の気配が到来し、今年も残すところ三カ月半となりました。受験生にとっては刻一刻と受験が迫り、学習にも焦りも出てくる頃かもしれません。
さて、今回は高校入試に向けた「作文」の書き方についてのお話です。国語の試験の中で、最後に作文の課題があります。大きく分けて資料分析、鑑賞、紹介文などがあります。KATEKYOではこれまでにも作文指導を行ってきましたが、その中で特に気になったこと、気を付けてほしいことについてお話します。
1.2つの段落で組み立てる
200字以内で書くことになりますので、2段落構成が良いと思います。第一段落は結論、つまりは自分の考えです。そして第二段落に根拠を書きます。第一段落のように書いた具体的な理由、事実を述べると良いでしょう。よく、いきなり経験を書き始める生徒もいます。結論を先に述べる、ということを覚えておいてください。
2.誤字脱字に気を付ける
当然ですが、正しい漢字や送り仮名、正しい日本語で記述しましょう。また、間違って覚えている漢字、というものもあります。例えば「完璧」のぺきは「壁(かべ)」ではありません。要注意です!
3.言葉遣いに気を付ける
文末表現は「~だ」、「~である」とし、「~です」、「~ます」の丁寧体は避けましょう。過去に話し言葉を使って書いてしまう生徒さんがいましたが、絶対にやめましょう。正しい日本語について自分で判断ができないこともありますので、書いた作文は必ず先生や大人に見てもらいましょう。
4.これまでの経験を振り返る
中学校生活で学んだことや経験したこと、印象深い行事などについて、振り返ってまとめておくと良いと思います。そこから何を学んだのか、まで言葉にできると良いですね。
ここまで4点お伝えしました。何も構想せずにいきなり書き始める人はいないと思いますが、まずは与えられたテーマについて考え、頭の中を整理する時間を取りましょう。ただ、200字でしたら10分で書けるようになると良いですね。
最後になりますが、作文は人柄ではなく「論理性」が求められます。そして有名人や先生、他の誰かの言葉や表現をそのまま使うのではなく、自分の言葉で考えや思いを述べましょう。作文は短期間で上達はしません。最低でも月に一度は書いて、見てもらうことが大切です。
KATEKYOでは専門の教師がおり、しかも完全マンツーマンでの指導が可能です。是非ギリギリになって焦る前に、ご相談ください。
入試本番でキミの能力を100%以上発揮できるようにKATEKYOのスタッフが全員で応援します!