皆さんこんにちは。今年も残り2カ月を切り、年の瀬も見えてきました。寒くなってくると必然的におうち時間が増えて勉強時間が増えるといいですね。今回は勉強の取り組み方や環境についてお話してみたいと思います。
みなさんは「ながら勉強」派ですか?それとも「ながらはせず、勉強のみ」派ですか?「ながら勉強」には人それぞれ合う、合わないがあります。また様々なものがあり、中でも代表的なものは「音楽を聞きながら勉強」ではないでしょうか(“聴き”ながらはよろしくありません)。あとは「食べながら勉強」もありそうですね(一般的には空腹時の方が集中力が高まると言われています)。まさか、「テレビを見ながら勉強」や「スマホをいじりながら勉強」はあり得ないと思いますが・・・。
「音楽を聞きながら勉強」で大切なのは、自分にとって「ながら勉強」にふさわしい音楽で行えているか、です。なにやら勉強の相方にはモーツァルトの曲がいいとか、バロック音楽がいい、一定のテンポのものがいい、最近の流行曲はダメ、といったことを見聞きすることがあります。しかし聞く音楽が与える影響において、実は〇〇がいい△△はダメ、ということを一般化して言うことはできないのです。
人はリラックスしている時、アルファ波という脳波が出るそうです。“アルファ波が出る音楽”なんていうものもその昔流行りましたが、脳科学の研究によればリラックスできる音楽は一概にこれだ!と決めてかかることはできないそうです。モーツァルトを聞いてリラックスできる人もいれば、ロックを聞いてリラックスできる人もいれば、インドネシアのガムランを聞いてリラックスする人もいる。つまり、自分が好きな(に適した)音楽を聞いた時、アルファ波という脳波が出るそうです。おそらく食べ物以上に、音楽は人それぞれ好みや感じ方が異なるわけで、何がその人に適しているかはその人による、のです。しかしながらリラックスし過ぎるのは集中力の妨げにもなりますので、ここもいいバランスの音楽をチョイスすることが肝要です。しかし、もちろん入試本番は無音楽ですのでご注意を。
また、音楽のジャンル等に拘らずとも、イヤフォンなどで外界の音をシャットアウトし、集中できる環境を作り出し集中できる、ということもあるようです。その他にも環境と言えばリビングか自分の部屋かの選択肢も重要です。これも自分に合った方を選ぶべきです。この場合もどちらがいいか、一概には言えません。
ここまでのお話をまとめると、結局は合うもの合わないものは人それぞれ、自分に合うものを探すのがよい、ということです。自分に合ったスタイルや環境を見つけた時、人はものすごく勉強(や作業)の効率が良くなるそうです。だらだらと長い時間するよりは集中して短時間。また、週末まとめてやるよりも毎日コツコツと。これも定着度に差が出ます。
KATEKYOでもしばしば、勉強の方法を教えてくださいと言われることもあります。一概に「これがいい!」とは申し上げられませんが、指導していく中でアドバイスして、共に考え、共に頑張っていくことができます。ちょっと空いた時間が出来たら、”自分スタイル”