高校生は定期テストなどの学内テスト以外に外部模試があります。特に3年生は、頻繁に模試が行われ、大学進学を志望する生徒さんにとっては自分の力を試す良い機会となります。受験機会が多い模試の一つに「ベネッセ総合学力テスト(以下、進研模試)」があります。1年生、2年生は7月、11月、1月の年3回受ける学校が多く、1回ごとの受験者数は全国で40万人を超える大規模な模試です。先月7月の進研模試の結果が、そろそろ専用サイトで公開されていると思いますが、初めて受けた1年生は、学内テストよりも難しく、自分の点数が低くてびっくりしたという人もいるかもしれません。
進研模試では、全国、都道府県、学校単位での自分の順位、偏差値を知ることができますし、わかりやすくGTZ(学習到達ゾーン)が表記されていますので、大学進学を考える生徒さんにとって重要な資料となります。GTZは科目ごとにS1からD3まで15段階で表示され、その時期における学習到達度を把握することができるものですが、どんな大学・学部への進学可能性が広がっているかなどを知る目安として利用することができます。偏差値換算すると概ね次の通りです(1,2年生の場合)。
国公立大学を志望する場合は、1年生のときからB2以上をキープすることが目安となりますし、金沢大学の場合は更に上のA1以上を目指して行く必要があります。例えば、昨年の1年生が7月に受けた模試では、附属高校は国数英3教科(300点満点)の平均が200点超、二水高校では150点超でした。全国平均は122.2点だったので、だいたいのGTZは附属高校はS3、二水高校はA3となります。附属高校の平均点は難関大ラインを超え、二水高校の平均点では国公立大学ラインは超えてはいますが金大合格ラインに届いていない、という見方ができます。同じ様に自分の点数を見つめてみましょう。そして、高校受験と違い、勉強の範囲が広い大学受験では、3年生になってから取り返すことが大変ですから、1年生の頃からこういった指標を参考に、苦手科目にならないよう早めに対策をしていくことが重要と言えます。
一方、身近な定期テストや実力テストなどの学内テストは、日々の授業内容の理解度をはかる上で大切であることは改めて言う必要がありません。そして、こちらは大学進学に推薦型選抜を利用する際にはとても大切な指標になります。外部模試、定期テスト、実力テスト、どんなテストも手を抜けないという意味ではその通りですが、ここに部活動などが加わると「全く時間が足りない」という悩みにぶつかる人も少なくないのではないでしょうか。そんなときは、まず自分が国公立大学を目指すのか、推薦型選抜も考えるのか、最低でもこれらを明確にしておくと、どこに優先的に力を入れて勉強を進めて行けばよいかが見えてきます。もちろん、計画的に先を見越して勉強することはそんなに簡単なことではありませんし、進路を決める事自体最も難しい事かもしれません。「進路をどう考えるか」「そのために今、なにをすべきか」「このままのペースで目標まで届くか」「1,2年の遅れを最短で取り返したい」そんなお悩みを持ったときは、経験豊富なKATEKYOの教師陣が、日々の学習の舵取り役としてしっかりサポートさせていただきますので、ぜひご相談ください。
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