国語試験において漢字の読み書きは昔と変わらず出題されています。一例を挙げると昨年の公立高校入試問題においては読み書き併せて8問(合計16点)が出題されました。高得点を狙う生徒さんも、国語が苦手な生徒さんも、漢字出題は知識問題ですから、知っていれば解答出来るはずです。知るには反復して記憶する事も大事ですが、漢字学習のマメ知識を今回は皆さんにお伝えしますね。
【問題】「旅先でどうそうの先輩に会う」
「同窓」とは同じ学校や同じ先生に習った事を言います。「同」じ「窓」(まど=学校)と覚えましょう。
【問題】「じょうれん客になる」
常連客とは「常」(つね)「連」(つらなる)お客さん。いつもその店に来る人達の事を言います。
【問題】「国民性がはんえいされる」
繁栄・反映????どれが正しいの??
「反映」とは光などが反射して映ることと言われます。「反」=反対に「映る」(うつる)と覚えましょう。
【問題】「どの辺りにありそうかをすいそくする」
「推測」。ヒントをもとに想像すること。おしはかる、という言葉が出るとわかりやすいですね。「推し」+「測る」。
【マメ知識】一つの漢字で読み方がいくつかある漢字
「潜」
音読み セン
訓読み もぐ-る、ひそ-む
潜水艦(センスイカン)は読みやすいと思います。訓読みで二つの読み方があるので注意。
【マメ知識】理科で多く見られる漢字
「蒸」
特に「蒸留」「蒸散」という言葉を書かせます。単なる問題の解答だけでなく、「蒸」という漢字が正しく書けているかをみるのも狙いですから、普段から丁寧に書く練習をしておきます。
ほんの一例ですが漢字を覚える際に、漢字一つ一つの語源を知ることで同じ読み方でも使い方が変わることが分かります。今日の勉強に加えてみてはいかがでしょうか?