先日の石川県総合模試の前日に、中3の息子が一言、「ねえ、明日の模試どうして受けんなんが?めんどくさい、、、」。高校受験を控えた生徒の中にも同じように考えている生徒がいるかも知れませんので今回は「どうして模試を受けたほうが良いのか」について少しお話します。
理由は大きく分けると三つあります。まず一つ目は「自分の今の実力を測るため」です。私は毎年のように受験生を担当していますが、模試の得点結果を見れば、例外はありますが、合格不合格の結果もほぼ予測できます。自分の実力をきちんと把握し受験校を決定する上で是非参考にして欲しいです。
二つ目は「試験に慣れるため」です。模試の問題は公立入試の問題に即して作られていますので、模試を受ければ公立入試でどのような形式や傾向の問題が出されるのか分かり、事前に練習ができます。受験当日、初めて目にする問題を解くのと、事前に練習を積んでおくのとでは大きな差になるのは明らかです。
最後に、これが最も大きな理由ですが、「自分の弱点を見つけるため」です。模試が返却されると、得点結果と一緒に問題ごとの正誤表が同封されてきます。それを見ると、自分が不正解だった問題の横に印がついています。その中に「あなたの実力で解けるはずの問題」と「もう少し頑張れば解ける問題」という項目がありますので、それを問題を見ながらチェックして、やり直し、出来るようになるまで繰り返しましょう。それが完璧になるまで毎回行えば、1ランク上の力が付くはずです。
これまでに模試を受けてきた生徒でも、毎回何となく受験しただけで見直しをしていなかったという生徒は、是非これら三つの事を意識して模試を受けてみて下さい。必ず結果にあらわれます。
ちなみに、息子は模試の当日、母親によって模試の会場まで強制送還されていきました(笑)がんばれ、受験生!