コップの水を逆さにしてもこぼれない、お札にペンを刺しても元通りなる・・定番の手品（マジック）から、大がかりなマジックまで、皆さんテレビで見た事があると思います。見ている側としては「どこかに種があるんだろう・・」と考えてしまいますよね。その通り、どんなマジックにも必ず技法があり、マジシャンと観客は種があると知りながらも、そのマジックの巧妙さに驚くものです。これは数学の問題を出す側と解く側の構図にも似ています。どこにヒントを隠すか、ここでひと工夫をさせよう・・・などと考えます。解く側はそのマジックを見破って解答を導き出します。解答までたどり着けなかった場合はどこかでマジックの種を見つけられなかったという事ですが、必ず解答はあります。ですから、間違った問題は必ず理解して「ここが種」のポイントを知っておくことが次につながる解答技法になるのです。

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