こんにちは!
早速ですが、「合格ライン」という言葉を聞いたことはありますか?
『志望校に何点で合格できるのか』という問いの答えのことです。
受験が近くなると、
『先輩が○○点取って合格した』
『▲▲高校は○○点で合格した人がいるらしい』
など、様々な情報が飛び交います。
KATEKYOでも追跡調査などで詳細は掴んでいますが、注意してほしいことがあります。
それは巷で言われている合格ラインは参考程度にしてもらいたいということです。
理由は、
・ ○○点以上を取った人が皆合格・・ではなく、志願者数と定員との関係であり『○○点で合格した』という事実は「結果」だから
・ 公立高校入試の難易度は前年とは異なるから
・ 模試との難易度とも違うから
・ 得点と合否の逆転現象がある(場合もある)から
・ 入学後の勉強についていくことができる学力を表す数字ではないから
他にもありますが、概ねこのような理由です。
ですので、ギリギリのピッタリした点数を目標とするのではなく、余裕を持って上位から中位、または高校合格後にちゃんと学習内容が分かり継続して勉強ができると思われる点数を入試や実力テストの目標としてみてください。
大学受験の場合は「合格最低点」と言われることが多いかもしれません。
今年からセンター試験から大学入学共通テストに変更されました。
この共通テストを利用した大学受験(国立大学受験や私立大学共通テスト利用入試など)では、昨年までのセンター試験よりもボーダー得点率を低く設定している傾向にあります。しかし、これはセンター試験と比べて共通テストの内容が変化(難化)しているからであり、単に合格ラインが下がったとはいえません。
つまり昨年度までの合格最低点をあまり当てにできないということです。
また、センター試験と共通テストの英語を比較したときに、筆記とリスニングの配点比率の違い、筆記の出題内容の違いが大きく、このことも含めて昨年までの合格最低点を盲目的に信用するのは難しいといえます。
国立大学受験でもセンター試験(共通テスト)と二次試験との配点比率が昨年と変更されている大学もいくつかあり、昨年までの合格ラインが今年は当てはまらない場合もあります。
では受験対策のポイントはどこにあるのかというと、それぞれの大学の出題傾向に応じた個別の対策ではないでしょうか。これは合格可能性偏差値や模試の判定だけでは見えてこない部分です。
同じ合格難易度とされる大学でも、例えば英語で読解問題が多いのか、文法に比重を置いた設問になっているのかは違います。数学でも論述させるのか、計算させるのかなど異なります。
このような対策はプロ教師による完全個別指導の一番の強みである、個々に応じた指導が発揮できる分野です。
最後の追い込みにお困りの方は、お近くの事務局までご連絡ください。